王子様に魔法がかけられるおとぎ話『くるみ割り人形』

 

タイトル くるみ割り人形(THE NUTCRACKER)
制作者 Boris Stepantsev 他(SOYUZMULTFILM)
制作年 1973年
時間 25分34秒
あらすじと感想 ホフマンのおとぎ話とチャイコフスキーのバレエが題材になったミュージカル・アニメ。
暗闇の中、ねずみの兵隊が何かを探しているが、見つけたのは人形。
クリスマスの日、貴族の館の子供たちが、大きなツリーの周囲を(ファイアーダンスのように)踊り回っている。子供たちにいじくり回される人形。
やがて、夜になると、使用人の少女が、擬人化されたほうきと一緒に踊るのだったが…。
アメリカで人気のマウス(ねずみ)が、このアニメ作品では貴族階級の敵役として登場する。
手書き風の背景と幻想的な表現、ディスニーを連想させるキャラクターが印象に残った。
フランコ政権下のスペインにおける政治状況が内容に影響を与えている可能性があり、作風については日本のアニメと大きく異なっていると感じた。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です