日光浴をしていたおっさんが宇宙人と遭遇する『コンタクト』

 

タイトル コンタクト(Contact)
制作者 Vladimir Tarasov
制作年 1978年
時間 9分46秒
あらすじと感想 独特の模様が宇宙や星座、都市に変化し、そして、それは流れ星のように落下して…、舞台は、草原を蝶が舞い、昆虫が地を這う地上の風景へ…。
やがて、キセルを吹かした帽子に眼鏡・口ひげの胡散臭い男が現れる。
彼は小鳥と戯れ、大きな池(湖?)の前まで来ると日光浴。
そして、宇宙人が襲来?
1978年制作のソ連時代のアニメ作品。
美しい映像表現、独特のストーリーと作風にとても新鮮な印象を受けた。
それは、資本主義圏における商業主義的な弊害から自由だったからかもしれないし、あるいは、作者は実は欧米における当時のヒッピー・ムーブメントの影響を受けていて、それが作品の内容に影響したのかもしれないとも思う。
テレビで放送されるような商業アニメ作品のセオリーからは逸脱した内容の、制作者独特のセンスや価値観が強く反映されたアニメーション作品であり、また、オシャレな内容だと感じた。マカロニウエスタンなのかメキシカンなのか、ちょっとよくわかりませんが、音楽にも好印象。
一見の価値あり。

 

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