家畜を犠牲にした便利さを許容できるか?『案山子(かかし)』
タイトル | 案山子(The Scarecrow) |
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制作者 | Chipotle Mexican Grill(www.scarecrowgame.com) |
制作年 | 2013年 |
時間 | 3分22秒 |
あらすじと感想 | 田舎の田園風景だと思ったら、実はそれは看板。 麦わら帽子を被った案山子ロボットが、その看板(の家のドアの部分)に空いたゲートをくぐる。 すると、その先は高度にオートメーション化された機械都市だった。 ロボット・カラスが監視する中、同じようなロボットとともにベルトコンベヤーに乗せられる案山子。 様々な商品がベルトコンベヤーに自動的に流され、住民たちは便利さを享受している。 だが、木板一枚の壁の向こうの見えない場所では、鶏が産業ロボットに注射を打たれ、生きたまま梱包された肉牛が出荷を待っているのだった。 ロボット・カラスに追い立てられる様に、電車に乗り、田舎に帰る案山子ロボットだが…。 現代人が便利さを享受している一方で、その犠牲になっている動物がいる。 このアニメ作品には、オートメーション化されてゆく都市、そして、機械に頼りすぎている現代文明の歪みに対する警鐘が含まれているのではないか、と感じた。 少なくとも、ブロイラー化された環境の鶏や肉牛よりも、放牧に近い環境の家畜を(を使用している企業の商品を)選択するべきだ、ということでしょう(Chipotle Mexican Grillというアメリカの企業(レストラン・チェーン)が制作したアニメですので)。 |