『レッズ・ドリーム』捨て置かれた一輪車の見た夢
タイトル | レッズ・ドリーム(Red’s Dream) |
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制作者 | John Lasseter(PIXER) |
制作年 | 1987年 |
時間 | 4分02秒 |
あらすじと感想 | 雨が降っているストリート。 電柱には「RED’s DREAM」の張り紙が。 自転車屋さん(EBIN’S BIKE)のショーウィンドーから、飾られているロードバイクが見える。 店内には沢山の自転車。 その端に、小さな一輪車が50パーセントオフの値札を付けて置かれている。 突然、舞台でピエロが一輪車に乗って芸を始める場面に転換。 しかし、一輪車が自ら動いて芸をしている様にも見える。 場面が自転車屋の中に戻ると、生き物の様に一輪車が動いている。 そう、先ほどの舞台の描写は、一輪車の妄想(夢)だったのだ。 やがて、一輪車は部屋の隅に戻り、そして捨て置かれた状態に戻るのだが…。 CGで制作されている一方、作品内容からは(現在におけるアメリカのアニメーションの傾向とは異なり)地味な印象を受け、日本ではバブル期だった30年前と現在の間の、時代的な隔たりを感じさせられた。 他方、日本では『AKIRA』や『攻殻機動隊』の時代だったので、つまり、セル画アニメが主流だった。 |