その機械は模倣する『ドール・フェイス』

 

タイトル ドール・フェイス(DOLL FACE)
制作者 ANDY HUANG 他(andrewthomashuang.com)
制作年 2005年
時間 4分13秒
あらすじと感想 映像が混線しているテレビ。
機械仕掛けの頑丈な箱。
箱が開き、首から下がむき出しの機械になっている人間の顔が出てくる。
テレビの方を向く顔。
テレビには混線した映像が流れ、やがて女の顔が現れる。
テレビ映像の女と向かい合う顔。
顔は自分の唇に口紅を塗り、眉毛を引き、化粧をした。
そして、目玉を付ける。
映像の女の顔を模倣し、そっくりの顔になったのだが…。
SFという形で、テレビやタレントによりもたらされる流行と、それに翻弄されることの愚かさが表現されていると考えることが出来るアニメーション作品。
また、テレビ映像により、人工知能(AI)を持った機械が(今流行の)ディープ・ラーニングをしていたと捉えることも可能。
短い時間に内容がよくまとまっており、進行上必要な要素が不足なく盛り込まれている作品だと感じた。

 

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