『ジャスパー・モレロの奇妙な冒険』 機械都市住民による生命の秘法を知るための冒険譚?
タイトル | ジャスパー・モレロの奇妙な冒険(The Mysterious Geographic Exploration of Jasper Morello) |
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制作者 | Anthony Lucas,Susie Campbell,Jukia Lucas,Mark Shirrefs etc.(3-D FILMS) |
制作年 | 2004年 |
時間 | 26分8秒 |
あらすじと感想 | 黒煙の立ちこめるスチームパンクな機械都市。 奇妙な飛行機や飛行船のようなものが薄暗い空を飛んでいる。 だが、どこか懐かしい雰囲気。 計器や機械式時計、ネジや歯車、配管などの機械的な描写がふんだんに登場する一方、人物は影絵や切り絵のように黒色で表現される。 鋼鉄製の飛行機は、船のように舵を取って操縦する構造となっていて、『1884年』同様、蒸気機関のような動力で前進する。 ストーリーは、生命の秘密(死者を蘇生させる秘法)が発見された古代都市の場所を知るクロード博士が蘇生し、それを知った旧敵のジャスパー・モレロ(主人公)が、死んだ妻を生き返らせるために、この飛行機(飛行船)に乗って古代都市への冒険・探検の旅に出る、という流れ。 独特の世界観、機械的でスチームパンクな描写、奇妙な物語が展開し、それが魅力となっているSFアニメーション作品。 映像について、新鮮な印象と美しさを感じた。 エドガー・アラン・ポーなどの小説の影響を受けて制作され、アネシー国際アニメーション映画祭最高賞、シドニー映画祭最優秀アニメーション賞などを受賞した。 英語の字幕が出る。 |